米労働省が5日発表した10月の雇用統計(速報値、季節調整済み)によると、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者數は前月比53?1萬人増と9月(31?2萬人増)から大幅に伸びた。失業率は4?6%と前月(4?8%)から改善した。今夏の新型コロナウイルス再流行が収束し、雇用回復ペースが再び加速したことが示された。

 就業者數の増加幅は市場予想(45萬人増)を上回った。業種別では、新型コロナ流行で最も打撃を受けたレジャー?接客が16?4萬人増(前月は8?8萬人増)。學校の対面授業再開を背景に教育?健康サービスが6?4萬人増(同1?3萬人増)となった。

 感染拡大が本格化した2020年3月以降の失業者のうち、復職していないのは約450萬人となる。ただ、企業側は人手不足で、8月の求人件數は1043萬件と過去2番目の高水準に達しており、労働市場で雇用のミスマッチが続いているようだ。【ワシントン中井正裕】