これまであった商品に、ひと工夫することで生まれた新たな商品。中には、SNSなどで話題となり、売り上げを伸ばすものも登場しています。

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全國に200店舗以上、シュークリームでおなじみのビアードパパで販売されているのが、シュークリームからクリームを抜いた、逆転の発想の一品です。(ビアードパパ オリジナルシュー生地 100円 ※一部取り扱いのない店舗あり)

記者
「軽いですね。開いてみると、中にはクリームが入っていません」
なぜ“生地だけ”を売っているのでしょうか?

ビアードパパ 営業企畫課?課長 白石郁彌さん
「(コロナ禍で)おうちでさまざまなアレンジを楽しめるような商品を出せないかということで」

家で試せるレシピ動畫を公開しています。サクっとした食感を生かして、クルトン代わりにも使えるということです。

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さらに、あの和菓子の定番も、四角く薄いシートのようなものに、“変身”しました。

亀屋良長 吉村由依子さん
「羊羹(ようかん)を薄くスライスして、パンにのせて焼いていただくと、小倉バタートーストができる商品」

まるでスライスチーズのような“スライス羊羹”です。(スライスようかん 小倉バター 540円)

トーストして食べてみると…

記者
「とろっと溶けた羊羹は、ほどよい甘さを感じます」

この商品を生み出したのは、京都で200年以上続く老舗和菓子店です。開発のきっかけは、子供の“要望”でした。

亀屋良長 吉村由依子さん
「(子供が)トーストしたものにあんこを塗ってほしいということで」

毎朝のトースト作りを楽にするため、ひらめいたといいます。

従來の羊羹は年間50本程度しか売れなかったといいますが…

亀屋良長 吉村由依子さん
「(売り上げは)長い羊羹の1000倍になりました」

全國から注文が入っているということです。

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一方、地元の工場と和菓子店がコラボした商品も、話題となっています。中身はなんと、トイレの形をしたモナカ。その名も「トイレの最中(さいちゅう)」です。(324円)

そこにあんこを注入すると、まさにトイレのような見た目になります。このユニークなモナカを企畫したのは、愛知県常滑市のトイレを作る工場です。

LIXIL榎戸工場 皿井理絵さん
「工場見學にみえるお客さんに、“面白いお土産”がないかということで」

今年6月から、來客へのお土産として配り始めたところ、話題になりました。(※一般の見學は受け付けていません)

LIXIL榎戸工場 皿井理絵さん
「トイレを作るような思いで、真剣に取り組みました」

アイデアを提案し、製造も擔うのは、地元の和菓子店です。

大蔵餅 3代目 稲葉憲辰代表
「良識ある大人として、なかなか(製品化に)踏み切れなかったんですよね。LIXILさんからこういう話をいただいたので、やれたと」

長年溫めていた構想が現実になったといます。インターネットでも販売されていて、6月以降、およそ3萬個が売れたということです。